鶏ささみのシーチキン風

ふつう、鶏ささみは片栗粉をまぶして茹でるのが王道とされています。でも、あまのじゃくなわたしは、ふわふわやわらかいよりも歯ごたえがあるほうが好きですの。これをいただくと、ツナ缶がなんでシーチキンといわれているのかがわかるような気がします。
★用意するもの
鶏ささみ
おいしい塩
日本酒
★作り方
細長いお弁当箱のような保存容器を用意します。
ささみを保存容器に入れます。
おいしい塩を少しきつめに振ります。
ちょっと置いたら、日本酒をささみが隠れる程度に注ぎます。
蓋をしてチルド室へ入れ、1〜2日寝かせます。
ささみを取り出し、テフロン加工のフライパンなどにお湯を沸かし、ささみを茹でたらできあがり。
★良いところ
風味に乏しいといわれるささみですが、水分を少し絞ってあげることで、味が濃縮されるような気がします。
動物性脂肪がほとんどありません。
★悪いところ
仕込んだまま忘れてしまうとたいへんです。2日寝かせるとちょっとしょっぱくなってしまいます。
★食べ方
3切れくらいに切って、わさびとほんのちょっとのおしょうゆをつけていただいても良いです。
てきとうに切って、太白ごま油をちょろっとたらして、きゅうりの酢の物に添えてもよいですわ。
色といい、歯ごたえといい、シーチキンっぽいですのよ。
★正しいと思われる作り方
ピチットシートでささみを包んでチルド室に入れるのが本当はいいのかもしれません。お魚屋さんでおいしそうな小型のタイを見つけたときは、お店で開いていただいて、おうちに帰ってからひと塩してピチットシートに包むと、それはそれはおいしいタイの一夜干しができあがります。アマダイで作れば、それはそれはおいしく贅沢な一夜干しになります。でも、ピチットシートは決してお安くはないので、タイには使えても、ささみにつかうのはちょっともったいない感じがしてしまいます。なので、お安いささみにはお安い調理方法でごめんなさいね。