チョコマロンとネスラード

北海道のお土産に、マルセイバターサンドとハスカップのジャムを買ってきました。なんだか、とっても平凡。

ハスカップのジャムは原材料名を見て、いちばんジャムらしいものを選びました。ハスカップ(北海道産)、てんさい糖、レモン果汁、と書いてあります。ジャムとしてはまあちょっとしたお値段でした(ミオジャムよりお高かったです)。製造者を見ると、社会福祉法人○○学園となっているので、授産所のようなところで作っているのでしょう。せっかく作るならいいものを作りたいし、付加価値の高いいいものを作ることでなんとか採算が合っている、ということなのかな、と勝手に思いました。このジャムはおいしいパンでいただきたいので、週末までおあずけです。

じぶんへのこっそりお土産には六花亭のチョコマロンというお菓子を買ってきました。地元の人用のばら売りコーナーに並んでいた、わたしにとっては初めて見るお菓子でした。昔っぽい包装と外観ですが、わたしに食べて食べて、と言っているようで、ふらふらと買ってしまいました。チョコのケーキ生地(?)にマロンのクリームをはさんでチョコでコーティングしたお菓子です。こちらはおいしい紅茶を入れてさっそくいただきました。幸せになりそうなおいしさです。
この組み合わせはどこかで食べたことがある、と記憶をたどりました。ひょっとして、この組み合わせはキャンティのネスラードです。キャンティのネスラードは栗はクリームでなくて、刻んで洋酒であえてあったはず。ネスラードは都会のオトナの味で、六花亭のチョコマロンはそれに比べると、だいぶ素朴なおいしさです。おうちでリラックスしていただく味です。お値段もネスラードの何分の一くらいで、コンビニお菓子なみなのです。でも、ちゃんとおいしい。一瞬コアントローをたらしてみようかとも思ったけれど、それではチョコマロンに失礼になるのでやめました。ああ、おいしい。ああ、幸せですわ。

なかのひと