ゆううつなADR報告

後発品メーカーの発売している薬でadverse reactionが出たケースについて(わたしが処方したのではないけれど),メーカーさんと面談の予定がありますの.ゆううつですの.

こういうとき,先発品メーカーの場合は,第1報で担当MRさんが飛んできて,概略を説明,ADRシート記入まで流れるように仕事が進みます.ケースによっては,本社学術の人がやってきたりします.MRさんとの連絡はEmailでさくさく進みます.学術の人と話をすると,わたしにとってもすごく勉強になることがあります.
後発品メーカーの場合は,病院とのお付き合いになれていないのか,外来中に電話がかかってきたり,担当エリアが広いというかMR人数が少ないためというか,面談の日時の設定に制限があったりします.明らかに使いまわされたクリアファイルにコピー用紙のADRシートが入っていたりすると,ちょっとショボンという気持ちになります(先発品メーカーの場合,ADRシートは色ケント紙で立派です).この報告も義務で付き合っているだけなのかな,と.

ブランド品とお安い品,患者さん本人に選択してもらうにしても,こちらでどちらかを薦めるにしても,ため息が出そうな毎日です.わたしが働いている病院では,たとえばゾビラックスだと支払いが大変,なんて患者さんも多いのです.メーカーが社会に対して行っていることを考えたら,グラクソ・スミスクラインのゾビラックス/バルトレックス!なのだけれど.

なかのひと