Suicide is Painless

DVDで久しぶりに観ましたの.
わたしの大好きな映画のひとつ,M*A*S*H.
作られてから,あと少しで40年がたとうとしている作品です.

映画の舞台は朝鮮戦争なので,それより20年も前.
ホークアイたちはたぶんもう生きてはいないのね.
テーマ曲である Suicide is painless はあまりに美しくかなしいメロディで涙が出そうです.晩年のビル・エバンスのアルバムに収められている Suicide is painless を聴くと,わたしの頭の中には,映画の冒頭の負傷兵を運んでくるヘリコプターが浮かんできます.

あたまかちかな看護部上層部のひとびとは,この映画を不道徳というのかしら.
おバカでもやってなきゃ,あんなところでの毎日は送れない,とわたしは思います.
病院ものの映画やドラマのなかで,わたしはM*A*S*H がいちばん好きです.

唇裂の手術の基本を確立したミラードせんせいは,朝鮮戦争の軍医であったとききます.
リアルな軍医のひとびとはどんな毎日を送っていたのでしょうか.

この映画を観ると,手術室の忘年会のお下品さも許せてしまいそうです.

なかのひと