病院建築と間接照明と冬季うつ病

インテリアマニアなわたし.
わたしのおうちでは,ふつうのシーリングライトは使ってなくて,原則間接照明ですの,うふっ.はじめて来た人はみんなびっくりします.ホテルみたいって.
蛍光灯も,全部電球色にしてあります.
名作照明器具もいくつかありますの.
すてきでしょ.
でも,ひとつだけ困ることがあります.
これからの季節,お天気が悪いと,昼間でも電灯をつけたくなりますの.でも,蛍光灯は全部電球色にしてあるので,昼間つけるとヘンなのです.
なので,つけないのが普通なのですが,それだとお部屋がとても暗くなります.
すると,気持ちもどよーんとしてしまうのです.
インテリアの本には,蛍光灯の白い色はよくありません,白熱灯か電球色の蛍光灯にしましょう,とよく書いてあります.
でも,それだと,冬になると,気持ちが沈んでしまう人がいるかも.
あかりが足りなくて,気持ちが沈むくらいなら,昼光色蛍光灯ぎらぎらの生活もいいのかも,と思ってしまうわたし.
間接照明の暮らしはとてもくつろげるけれど,お天気の悪い日中はちょっときついのです.
ここで本題.
病院の照明は患者さんがくつろげる温かみのある間接照明を,といわれているみたいだけど本当かしら?
お天気の悪い日に,白く明るくない部屋で,気持ちがどよーんとなってしまう患者さんっていないのかしら?ちょっと頭のリズムがゆっくりになった高齢者のひとには,白い明るい光を日中当てておいた方がいいのではないかしら?
と思うのです.
こんな言い方をすると,気取りやがって,といわれてしまいそうですが,いつも温かみのあるすてきな照明の部屋で暮らしていると,白くまぶしい灯りが欲しくなることがありますの.
ぜいたくなことをいえば,病院の病室は,白蛍光灯モードと電球色モードの切り替えができるようにしてあればいいのかも.
ルイス・ポールセンやフロスがどんなに素敵でも,それは夜の灯りですの.

なかのひと