闇の子供たち

ようやく,観ましたの.
フィクションとわかっていても,気分が滅入るドラマでした.2日間くらい,立ち直れなくなりそうです.お口直しにというか気分転換に「容疑者Xの献身」を観にいかなければ,と決心してしまいました.

大学生の頃,同級生がこんなことを言っていました.
「知ってるか?経済学部のやつらって卒業旅行でタイに女買いに行くんだぜ,5万円出せばすごいんだって.サルだぜ」
当時のわたしとしては,買春ツアーにいくのは脂ぎった三流おやじ,というイメージがあったのに,学生がそういう目的で海外に行くなんて,本当に信じられなかったことをよく覚えています.

闇の子供たち」はR12の扱いでしたが,それでよいのかしら,と思いました.
たぶん大学生の頃のわたしが観ても,内容はよく理解できず,観た後でげーげー吐いてしまいそうな.R18くらいでもよかったのでは,とおせっかいに考えました.醜く太った白人のペドフィリアの出てくるシーンなんて,夢でうなされそうです.また,NGOのメンバーの幼稚な身勝手さ(うまく表現できないのですが)は身近でそういう人に接したことがないとニュアンスがわからないかもしれません.
よっぽど早熟で映画マニアの放置しておくしかない中高校生は観てしまっても自己責任として,思想的にちょっと偏った親が押しつけるようなかたちで自分の子供を映画館に連れていく,なんてことがないといいな,と思いました.

人身売買,佐藤浩市妻夫木聡,ときて,テレビドラマのリミットを思い出しました.今,もう一回観たら,当時とは違う受け止めができるのかも,と思って,Googleで調べてみました.佐藤浩市北村一輝ものなので,ふらふらと買ってしまいそうだわ,用心用心,と思ったのですが,DVD化はされていませんでした.やはり,テーマが難しいからなのでしょうか.

なかのひと