レオナール・フジタ

レオナール・フジタ展に行ってきましたの.
2年前に戦争画の展覧会を観にいってから,藤田嗣治が好きになってしまったわたし.あの戦争画の群像表現をみたときには,なんだか宗教的なものを感じました.今回は,ランスの礼拝堂の雰囲気にひたって帰ってきました.
生涯に5人の妻を持ったフジタ.
才能にあふれ,愛情にあふれ,愛情を求めた人だったのね.
前の展覧会では,奔放な生活をしているように見えて,実はお酒をまったく飲まない人だった,ということを知りました.
今回の礼拝堂の壁画やステンドグラスの下絵をみると,実は,地道なこともたくさんしていたのね,と感動しました.
戦争画を描いた,として日本を追われるように去った,とされているけれど,きっと,多くのほかの男の人々から激しく嫉妬されていたのかしら,としみじみ思います.
恵まれた家庭に生まれ,才能があり,努力もできる,なんて女性から見たら,ステキですもの.多くの女性がフジタを愛したのでしょう.そして,多くの女性に愛を与えたのでしょう.