妄想の感染列島

1月2月はわたしにとって,ちょっと頑張らなければならないことがあります.
というのは,1か月の間に,佐藤浩市さまが出演する映画が3本もあるからです.
1月は忙しかったので,ようやくスタートについたところ.
まずは遅ればせながら,1本目の感染列島を観ましたの.

いつものように突っ込みを入れながら観たのですが,最初の30分くらいであっさり死んでしまって,ストーリーにもあまり関わりがなく,ずっこけてしまいましたわ.友情出演ってこんなものなのかしら.
医学的不整合はともかくとして,感染列島は,人間としてのストーリーが今ひとつだったような気がします.とくに佐藤浩市関連ストーリーが.
以下はわたしの妄想ストーリーね.

10年くらい前の追想シーン:大災害(列車事故でも地震でも)の現場で働き続ける救命医の佐藤浩市.そばでもたもたしている研修医の壇れい.れいはこの災害で医学生の弟を亡くしている.でも,働かなければならない.化粧もできない.お風呂にもはいれない.そんな中,トリアージに関連した小さな判断の誤りがあり,佐藤浩市に罵倒される.次のシーンでは,スターリングラードのラブシーンみたいな感じの二人のラブシーン.妻に罵られ,泣かれる佐藤浩市.そして,しばらくして,れいは魂の抜け殻のようになっている.心配した万年講師が,「少し基礎に行って一休みしたらどうか」と.れいはウイルス学教室に入る.もともと真面目で向上心のあるれいは真剣に研究に取り組む.
ここで,医学部のウイルス学の授業でれいと妻夫木が出会うシーン:妻夫木「先生はなぜ,臨床でなくて基礎を選んだんですか?」れいは泣いて答えられない.
その後,れいはウイルス学で学位を取った後,公衆衛生教室に少し在籍し,WHOの職員となる.「直接でなくても,患者を救うことができるの」と.

れいが妻夫木たちの勤務する病院にWHO職員として現れた時,佐藤浩市も驚く.「活躍してるんだね」れいはすこしさみしそうにうなづく.

佐藤浩市はブレイムに感染して倒れる.妻と娘も倒れる.妻と娘はブレイムで死亡する.佐藤浩市は回復する.

すべてが終わった後,WHOで働く妻夫木.北海道の診療所で働く佐藤浩市


脚本家のひと,ごめんなさい.だって,佐藤浩市さまにはラブがなくちゃね.そして,妻夫木は診療所でいろいろなことをなんとなく収めながらひとりで働くには10年早いでしょ.

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