カルティエ展

さっそく,行ってきましたの.
本物を近くで見る機会なんてないですもの.
キメラのモチーフがたくさん出てきました.
パンテールの意味が少しわかりました.
すごかったのは,メキシコの女優がオーダーした,蛇とコロコダイルの首飾り.
豪華さに圧倒されました.
なんといっても別格!を感じたのは,ジャン・コクトーアカデミー・フランセーズの剣です.これを見ただけでも来た価値がありましたの.と,書きながら,これを見ただけでも幸せ,という作品の連続でした.
こんな素敵なものがひとの手から作られる,というのがすごいです.
デザインをしたのは,才能あるデザイナーだけれど,これだけの材料を使うことを許してくれるお客と,実際に製作にあたる職人がいて,できる工芸の世界.
会場は国立博物館表慶館.建物と展示がとてもしっくりくる,すてきな展覧会でした.
たぶん,ここでなければ,庭園美術館なのかな,とも思うのですが,庭園美術館だとお部屋が小さくて複雑でなので,展示や警備(これがいちばん大変かも)を考えると,ここなのね,と.
こんなすてきなジュエリーを買うお金もなければ,もしも手にいれることができてもジュエリーに負けてしまうわたし.
マテリアルはなんてすてきなんでしょう.
うちのめされた一日でしたわ.

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