学問

久しぶりに山田詠美の本を読みましたの.彼女の小説には,贅沢ではないけれど,おいしい食べ物が繰り返し繰り返し出てきますの.なので,わたしは好きなのです.

何年でもないけれど,わたしも美留間市の近くで暮らしたことがあるので,「…だらー」「…ら」という言葉がとても懐かしかったですわ.懐かしい,でもふるさとではない土地.
親の転勤と転校,よそもの感.
何年か前の引っ越しのときに,とくにお気に入りの何冊かを除いて,彼女の本は処分してしまったのをとても後悔.
久しぶりにチェット・ベイカーを聴きたくなったけれど,singsはあっても,sings and playsがいつの間にかなくなってしまっていましたの.Playboysも.
生まれてから,わたしは何回引っ越しをしたのかしら?
山田詠美の子供時代ものの小説のnotジモティ感って,激しく心を揺さぶる不思議な何かですわ.