ヌーボー・ヌーボー

ビストロ・ジッカからダイレクト・メール?が届きましたの.
「ヌーボー入荷しました」って.
のこのことお出かけしたわたし.
実は前の日もお友達とヌーボーをいただいたので2日連続のヌーボーでしたの.

ヌーボーはペットボトルに入っていました.
「今年はとても出来がいいんですって」と母.
プシュっとスクリューを開けて,グラスに注いで,乾杯.
「結構おいしいね」「飲みやすいね」
とお味についてはその程度の表現で終わったのでした.
で,たぶん,それぞれが後日,誰かとの会話で,「ペット・ボトル入りのヌーボーを飲んだ話」をするのでしょう.

今年はいろいろと生活が変わったので,シャトー・マルゴーでのお別れ会,シャトー・ムートンでのお別れ会をしてもらったわたし.それぞれ,ちゃんとしたお店で,あらかじめワインに合わせてお料理を組んでいただいて,というかんじでしたの.おいしくて,お料理もすてきで,帰り道に涙が出そうだったのでした.でも,それはいろいろな意味で,ちょっと人にはヒミツなのです.

それと比べると,ボジョレー・ヌーボーって,なんてお手軽なカンバセーション・ピースなんでしょう.
お料理なんてなんでもいいし,お値段もお手頃だし.
でも,今だけ.
お出かけしたり,おうちに招いたりの気軽な口実.
クリスマスやヴァレンタイン・デーと違って,誰とでもOK.

この時期には,「ヌーボーをありがたがるなんてうんぬん」なんて記事があちこちに出るけれど,まあそれも風物詩と思えばいいのかも.