勘三郎丈の死

わたしがいちばん好きな役者さんは,もちろん菊たんですの.
でもね,リアルなことを考えると,三津五郎さんの愛人になってみたい,というのが,わたしの一生の夢ですの.
仕事ができて,頭が良くて,おカネ持ちで,なんて言ったら,笑われてしまいそうだけれど,そうでしょ.
わたしはミクロなので,ハイヒールを履いても,三津五郎さんと並べますの.

「自分の人生の半分をもぎとられた」なんて,つら過ぎますの.
道成寺を踊るのには,自分が入れけれど(厳密にいえば,所化の御曹司が必要だけれど),三社祭のように二人がいなければ成立しない踊りがあって,もうその相棒はいない.

とりあえず三津五郎さんには奥さんがいない.彼の人生をシェアしてくれていた勘三郎丈がいなくなるって,どんな気持ちかしら.
わたしが愛人だったら(いまの状況だと恋人?),一緒に泣いて,おいしいご飯を食べて元気だしてね,と言ってあげたいですの.
自分の人生の半分,なんて辛い言葉なの.