あじのムニエル

中学校の家庭科で作ったあじのムニエル。ほんとうのことを言うと、あじは塩焼きがいちばんおいしいと思います。でも、おいしい塩焼きをつくるには、丸ごとのあじを買ってきて、はらわたをだしたり、ゼイゴをひいたりしないとできないし、食べた後にビニール袋を突き破りそうな骨が残ります。そのため、あじの塩焼きは土曜日くらいにしか作れません。そして、土曜日に食べたあとのごみは二重のビニール袋に入れて冷凍室に保管する必要があります。ムニエルを作るときにも、塩焼きと同じだけの手間とごみの始末が必要です。
なので、ウイーク・デイにあじを食べたい気分のときは、手抜きムニエルを作ることになりがちですの。
★用意するもの
お刺身用に売っているあじ(3枚におろして皮がひいてあるもの)
おいしい塩
黒こしょう
バジル(乾燥スパイス)
オルガノ(乾燥スパイス)
薄力粉
オリーブ油
レモン
★作り方
あじは小型のものならそのまま、中型のものなら半分に切って使います。
皮でない方を上にして、塩・こしょうをします。
薄力粉と乾燥スパイスをなんとなく混ぜて、あじにまぶします。
フライパンにオリーブ油を入れて火にかけます。
皮でないない方を上にして、あじを焼き始めます。
ある程度火が通ったところで、裏返します。
強火でかりっと焼くのがこつです。弱火でぐずぐずしていると、あじが壊れていきます。
もう片面も焼いたら、できあがり。
お皿に盛り付け、大き目の半月や櫛形に切ったレモンを添えて召し上がれ。
★良いところ
おはしでいただくことができます。
ごみがでません。
あっという間に火が通るので、すぐに出来上がります。
★悪いところ
ごちそう感がいまひとつです。どんなにかっこよくいいお皿に盛り付けても、ごはんのおかずって感じになってしまいます。